田舎者な嫁、東京で暮らしてみた。

田舎者な嫁による東京暮らしの記録

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いつまでも「結婚してよかった」と思ってもらえるように

実は、夫と出会う前はあまり結婚願望がないタイプの人間でした。


本人はおろか、家族も親戚も勤務先の人々も「あの人は絶対結婚に縁がないタイプだよね」って思われていたくらい(笑)
(会社なんて結婚しますって報告したら太陽でも墜落したんか?!くらいの驚きぶりだったし)


母子家庭で育ってきたので「家庭に(家族に)男性がいる」って状況がピンとこないものありましたし、葬儀社で働いていると色々なご家庭の事情を垣間見ることも少なくなかったんですがそれを見聞きして「苦労してでも一緒にいたいと思えるくらい好きになれる人に出会えるんだろうか……」と思っていた部分もあり、「面倒なくらいなら結婚しなくてもいいかな……」と思っていました。


それが夫と出会ったことで結婚することになり、「このままではいけない、変わらねば」と思うようになりました。


夫と私は(付き合っていた頃から)経済的格差と育ちの格差が大きく、特に金銭的なところでものすごく大きな負担を強いてしまっていました。


そうまでして東京にこさせてもらい結婚もしたので、『何か』を返したかったんですよね。今も返し続けていけるようにって考えていますが。


本当なら同等のもので返せるといいんですが、私が夫くらい稼げるようになるには100年あっても足りない。
なら、お金以外のもので返していくしかない。


単純比較は出来ないけれど「同じくらいの価値のもの」を差し出せるようになりたい。


そう考えて辿り着いたのは「一人暮らしだと得られにくい『何か』をしよう」でした。


真っ先に取り組んだのは『帰りたくなる家を作ろう』でした。

付き合っていた頃、夫は「忙しくてなかなか帰れないのもあるけど、疲れ果てて帰った家に誰もいないってわかっていると虚しくて帰りたくなくなってしまう」と言っていました。
で、あれば「帰りたくなる家づくり」をしよう、と思いました。
ご飯を作って洗濯して掃除して、郵便物を振り分けたり、よく眠れるように寝室を整えたり。
goki-buriがとんでもなく苦手なので害虫対策もしっかりしました(笑) 体調が許す限り起きて帰りを待ち、朝は笑顔で見送る(いってらっしゃいのハグとキスも忘れずに)
たくさん話して聞いて、休日はいつも一緒にいて、具合が悪い時は傍にいて看病する。

夫が喜びそうなことと、かつての職場の先輩方から聞いてた「夫(妻)に関する愚痴」の真逆をやり続けました。


以前は週末にしか家に帰ってこれないことが多かったですが、コロナ禍によるリモートワークや自宅でも仕事が出来る環境を整えたおかげもあり、今は毎日家に帰ってこれるようになり休みの日は4畳半の仕事部屋でそれぞれの作業をしながら過ごしています。


もうひとつは「夫に誘われたらなるべくOKする」ですね。
まあ元から「夫全肯定!」みたいなところはあるんですが、あんまり興味がない物事だとしても「夫に誘われたなら取り敢えずやってみよう」と思ってやるようになりました。
あんまり見ないジャンルのアニメ・地元にいる頃は全く見ることがなかった映画・筋トレ・勉強etc……。
一緒にやれば楽しかったり興味が出てきたりして面白いです。
何より夫が嬉しそうなので私も嬉しいですし。


こういうことを毎日積み重ねていって、来年も5年後も10年後もずっとずっと「結婚してよかったなあ」と思ってもらえる妻になりたいです。

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