田舎者な嫁、東京で暮らしてみた。

田舎者な嫁による東京暮らしの記録

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ある種のホームシック?

東京へ引っ越して約2年半。


環境が大きく変わり、転職を繰り返していて安定していなかったり不妊治療を始めたり、引っ越したり退職して体外受精を始めて会社を作って……と目まぐるしく変わっていくのに必死でついていっていました。


慌ただしいけど愛する人と一緒に暮らすってやっぱり幸せだなあ……と思う反面、これまでは感じなかった「地元に行きたいけど行けない」という気持ちが出てきて、時々落ち込むことがあります。


地元に行っても、特にいいことはないんですけどね。
良い思い出はないし、つらい思い出しかない。
会いたい人はいないし、会いたくない人しかいない。
仮に『帰りたくなるような場所』だったとしても、今はコロナ禍で帰省どころじゃないですし……。


地元を出る時にお墓参りに行けなかったことと、東京に出てすぐ祖母が亡くなったのに葬儀にも年回忌法要にも出なかったのがずっと引っかかっているんだろうな、と思います。


祖母の件については「この先一生後悔することはわかっているけど帰らない」と決めたのは自分なのでそれはそれで納得しているんですが、お墓参りはどうしても行く時間が捻出できなかったので心残りなんだと思います。


退職する時に「お世話になった人みんなに直接挨拶するんだ」と強く思っていたので、(適切な表現ではないですが)1番お世話になったハズのご先祖様を意図せずスルーしてしまったのが申し訳なく感じているのかもしれないです。


「これから子供を持とう」としているからこそご先祖様のことが気になるんでしょうね、たぶん。


私には父がなく、母は毒なので絶縁し、結果として子供にとっての祖父母がいない状態にしてしまったのでそれに対する後悔はあります。
でも、「いずれは子供を持つつもりだからいつまでも援助は出来ない」と伝えた時の罵倒は忘れられないですし、そんな祖母ならいない方がマシだとも思います。


でも、それは私のエゴで、エゴで祖父だけでなく祖母まで奪ってしまってよかったのか。
そういう思いもあるから、地元に行きたくなるのかもしれません。


母に連絡を取ったとしても、金の無心しかないんですけどね……。


今更気づいて驚いたんですが、私は血縁の誰からも「結婚おめでとう」とは言われてないんですよね。
「結婚するから東京に引っ越すよ」と伝えて言われたのは「家族はどうするつもりなんだ」と「騙されているだけだ」の2つだけ。


何の裏もなく心から祝ってくださったのは、勤務先の出入りの業者さん達でした。


家族って、血縁って何だっけ……そんな環境で生きてきた私が結婚して子供を持つ為に多額のお金を遣って不妊治療してて、何だかおかしいなって思います。


せめて生まれてくる子供には、同じ経験・同じ思いをさせたくないです。私よりも誰よりも幸せになって欲しい。


そう、思います。



取り敢えず、このしょんぼりを解消する為に地元の食材や食品・お菓子のお取り寄せでもしようかな。
おいしいものは幸せを運んできますからね(笑)


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